A.ご回答内容
市内には令和3年(2021)年現在約266か所の,地表下に人間の営みの跡が遺る「遺跡」が確認されています。高間原での旧石器時代の細石器を最古とし,縄文時代のものとしては,数は少ないものの長浜チドノ遺跡などで土器片が出土しています。
弥生時代では朝倉の城山(じょやま)遺跡や鴨部遺跡などがあります。古墳時代では柳田遺跡や介良遺跡で多くの木製品が発見され,古代寺院では県内最古級の秦泉寺廃寺跡があります。なお,春野町の西分増井遺跡群は,縄文時代後期から古代にいたる複合遺跡で,県内では屈指の規模を有します。中世では神田ムク入道遺跡や土佐神社西遺跡で集落跡が確認されており,城跡では小浜城跡や浦戸城跡,芳原城跡などで発掘調査が実施されました。また旧高知城下町の侍屋敷跡の調査も行われています。
くわしくは,オーテピア高知図書館等で調査報告書等を閲覧されるか,インターネットでは全国遺跡報告総覧で検索し,ご覧頂くことができます。
全国遺跡報告総覧:http://sitereports.nabunken.go.jp/ja