A.ご回答内容
南海地震は,四国の南にある海溝,南海トラフで起こる海溝型地震です。概ね90年~150年というサイクルでの発生を繰り返しており,前回は1946年12月21日に発生し,地震のエネルギーを示す値はマグニチュード8.0でした。この昭和南海地震は,過去の南海地震の中でも,地震の規模が小さかったことから,次の南海地震は,発生間隔が短く地震の規模もマグニチュード8.4前後と大きくなると想定されています。
地震の特徴としては,強くて長い揺れにより,建物の倒壊,大規模火災,地盤の液状化,急傾斜地の崩壊,地滑り等が発生するとともに,地震の発生に伴う大津波によって大きな被害が生じます。揺れと津波による複合災害ですので,西日本を中心に広い範囲での被害が発生し,特に津波では想定死者数の7割を占める甚大な被害をもたらすと想定されています。また,ライフライン・交通網等の寸断により,地域の孤立化が懸念され大量の物資不足も想定されています。
地域が限定される場合は地域防災推進課までお問い合わせください。